「養生訓」。
これは江戸時代に貝原益軒という人が書いた、養生(健康)についての指南書で、今でいう家庭の医学みたいな感じのもの。
これには今でも通じるような健康知識がたくさん書いてあって、実におもしろい。
その中で、心に留まる一文があった
欲望の日々は自殺への道
世間の多くの人々に会ってみると、生まれつき短命な形相の人はごく少ない。
もともと長命に生まれついた人も、養生法を知らないで養生をしないと、生まれついた寿命を保つことができないのである。
例えば彭祖(中国の神話で700才生きたといわれる人)ですら、刀でのどを突き刺すと、死なないわけにはいかないだろう。
今の人が欲のままに自制しないで生命をそこなうのは、みずからのどを突いて死ぬようなものである。
のどを突いて死ぬことと、欲をほしいままにして死ぬこととは、時間的には早いか遅いかの違いはあるが、ともに自殺行為である。
元気で長生きするべき人も、養生しなければ必ず短命であって天寿をまっとうすることができない。
これは自殺行為だといえるであろう。
なるほど。
ここでいう欲とは、過剰に食べる、過剰に酒を飲む、過剰に寝るなどの日々生活する上でわいてくる欲望のこと。
また不摂生のことをいう。
自制しないで、毎日食べたいだけ食べて(しかも、甘い物や油っこいものなど)、好きなだけ酒を飲んで、運動することなく、寝てばっかりいては、そら短命になりますよね(^_^;)
その人が本来、長命な人でも、そんな生活していたら、絶対短命になる。
そして、それは自殺行為と同じだ。
そんなことが書かれてあります。
この内容って今でも十分通じるものだし、ましてや何百年前の江戸時代でも同じようなことが言われていたなんて、何年たっても人間の身体って同じなんだな~って感じました。
僕の知り合いでも自制しない生活(食べ過ぎ、飲みすぎ)をして、早くに亡くなられた方がいます。
食べ過ぎない。飲み過ぎない。
身体を養生する意識をもつ。
この少しの自制がこれからの健康に大きく関わってきます。
あなたは「過ぎ」てないですか?
甘い物や油っこいもの、食べたいだけ食べてないですか?
ジュースやお酒、飲みたいだけ飲んでないですか?
心あたりのある方は、ぜひもう一度自分の生活を見直してみてはどうでしょうか?
*ちなみに僕もここ1ヶ月ほど、揚げ物や油っこいもの、ジュースは飲んでいません(^^)/
自制してがんばってます笑
「体」と「心」元気に♪
]]>